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ー合気と気功と智慧の学舎ー

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執筆者の写真喜多原 歓喜地

#28 星と気功

更新日:2020年12月28日

冬の夜空は空気が澄んでいるので星が綺麗ですね。

実は星と気功は古来より密接に関係しています。特に道教の流派は星と繋がることをとても重視しています。星からパワーをもらうという功法が数多くあります


星は一つ一つは太陽と同じ恒星です。むしろ実際には太陽よりも大きい星の方がずっと多いでしょう。夜空を眺めて星々を見ているということは、無数の太陽を見ていることと同じです。

気功の基本的な原理は、対象となるものと「合気」して同調することにより、その対象のエネルギーをもらうという考え方です。よってエネルギッシュなものと合気することで、より大きなパワーをもらうことができます。星々を眺め、星と合気するということは、恒星の持つ莫大なパワーと同調することになります。まして天の川などの銀河を見るということは、それこそ無数の恒星を同時に見ていることになりますから、そのエネルギーはとてつもないものとなるでしょう。

アウトドアやキャンプに行って、海や山など空気の綺麗な場所で満天の星空を眺めると、それだけで元気が出て、小さな悩みがどうでもよくなり、人間性も大きくなるのはそうした効果があるからではないでしょうか。特に成長期の子供に見せたり、疲れている時に眺めることは非常に効果的だと思います。


私は夜も近くの神社で鍛錬を行いますが、冬の星空の下で太極拳をゆっくり行うと、何か大宇宙に溶け込むような感覚になり、気持ちも大きく穏やかになれます。夜なので陰の気功となり、心は静寂で冷静となります。気温も低い分、体は引き締まり体温を内部に留める力が養われます。心肺機能も強くなるので、あえて冬の寒い夜に星空を眺めることはとてもおすすめですよ。とは言っても、もちろん風邪を引かないように少しずつ体を慣らすようにして行ってくださいね。



星空にちなんで素敵な本を紹介します。「ルドルフ・シュタイナーの黒板絵」です。シュタイナーはドイツの思想家・教育者ですが極めて感覚的な手法で世界を表現しました。そのシュタイナーの授業で書かれた黒板を記録したものが本書です。哲学的思索に満ちた内容ですが芸術作品としても一級品です。一枚一枚の黒板絵は素敵で不思議な気を放っております。ぜひ感じてください。単行版と大型版がありますが、大型版は古本のみのようです。私は大型版を所有しています。

本日も最後までご覧いただき有難うございました。

冬本番ですが寒さに負けずに頑張りましょう。グッドラック!

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