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​​推薦書籍&アイテム

​​Books & Items / Stuff Recommendations

歓喜地STUDIOでお勧めする図書やアイテムです。気功や合気、教育に関する書籍をはじめ、皆様にぜひ知っていただきたい良質なアイテムをレビューと共にご紹介いたします。

​​推薦書籍  Books

少年の夢」 梅原 猛 

(河出文庫,2016)

日本を代表する哲学者である故・梅原猛さんによる学生を対象とした講演録です。小学生でも分かる語り方でありながら、その内容は金言に溢れています。「心に傷のある人は大きな仕事をする」「孤立する勇気がないと独創的な仕事はできない」「国際人になるためには自国の文化を知らねばならない」など、学生たちの心を揺さぶる言葉は超一級の教育者でもあります。本書にもありますが、梅原さんは兼ねてから「これからの時代には今までの哲学は通用しない。新時代の哲学がいるんです。」と言っています。その思いをなんとか次の時代を生きる若者に引き継ごうとする熱意に圧倒されます。いくつになっても「夢を持つ」ということの素晴らしさを感じさせてくれる一冊です。

(サンマーク出版,2019)

ブログや動画でも取り上げました「心」です。京セラの創業、KDDIの発展、日本航空の再建と、その業績から「経営の神様」として語り継がれている稲盛和夫さんの著書です。カリスマ創業者のビジネス書として捉えがちですが、私は「他利」という仏教の境地を現代ビジネスに応用した人ということを強調したいと思います。

自己利益を捨てて目の前の事に没頭することで、本書で言うところの「真我(=心が現実を作る)」に到達し、あらゆる困難な仕事が可能になる。ビジネスのみならず、人生の全ての場面において大切にしたい内容です。ぜひ一読ください。

「心」 稲盛和夫 

佐川幸義 神業の合気」 月刊「秘伝」編集部 

(BABジャパン出版,2015)

月刊「秘伝」誌にこれまで掲載された大東流合気武術宗範「佐川幸義」の特集を集めてまとめた一冊です。生前の頃の貴重な写真とともに、佐川道場古参直弟子のインタビューが豊富に収められており、武人として生涯を全うした佐川幸義宗範の人物像を垣間見ることができます。私は残念ながら大東流を学び始めたほぼ同時期に佐川宗範が逝去されたため、直接窺い知ることはできませんでしたが、吉丸慶雪師や佐川道場高弟の方々から多くの佐川宗範に関する話を聞くことができ、合気之術の全貌を理解する大きな手掛かりとなりました。合気之理を探求する方にとって必読の一冊です。

新版 合気習得への道」木村達雄 

(どう出版,2018)

季刊誌「AIKIニュース」に掲載された佐川幸義宗範の門人である木村達雄氏の修行録です。木村氏の合気習得の階梯とともに、佐川幸義宗範の合気之術の写真が多数収められた極めて貴重な資料です。佐川宗範の手の形や足捌き、姿勢や気迫をよく観察することで、合気之術の修行がある程度進んだ者にとっては、次の段階に進むための非常に大きな手掛かりになります。合気之術は理論もさることながら、合気のイメージを持つことがとても大切です。合気修行者はぜひご覧ください。

(BABジャパン出版,2004)

元フランス外人部隊の傭兵である毛利元貞氏の実戦経験をもとにした護身に関する知識と実践方法です。「護身術」とは格闘技的な身体テクニックと考えがちですが、本書を読むと護身スキルの9割以上が「心構え」と「知識」ということがわかります。振り込め詐欺やハラスメント、同調圧力など、降りかかってくる危険は暴力だけではありません。そんな日常生活に潜む危険に対して「全局面的」に対応し、自らの安全と尊厳を守る方法を事例を出しながら分かりやすく解説されています。護身武術を学びたい方は必携の一冊です!

虫眼とアニ眼」宮崎 駿/養老 孟司 対談集 

(単行版:徳間書店,2002 / 文庫版:新潮文庫,2008)

アニメーション映画監督の宮崎 駿氏と、解剖学者であり虫オタクでもある養老孟司氏の痛快対談集です。虫の視点とアニメの視点のという一般人とは少しズレた視点から現代社会を見つめることで、ツマラナイ常識に染まってしまった現代人へ、様々な角度からの問題提起とユニークな解決方法を語っています。

特に見ていただきたいのが冒頭にある宮崎氏の巻頭挿絵「養老さんと話して僕が思ったこと」。これは当時懇意にしていた、現代芸術家の荒川修作と行っていた、壮大な街づくり構想をイラストにしたものです。閉塞感極まりない現代社会をどう打開するかという思いのもと、人の住む「街」のあり方を根本から考えようという大胆な目論見です。私も当時、この二人のやりとりを目の前で見つめながら多くのことを学ばせてもらいました。この時の話が歓喜地STUDIOでも目指している「つくもどころプロジェクト」に繋がっています。単行本と文庫本がありますが、できれば大きい単行本の方がイラストの詳細が分かりお勧めです。

(アーユスの森新書,2011)

「ロボットコンテスト」の生みの親である森政弘東工大名誉教授の未来への提言です。科学技術をはじめ全てが「進歩」に向かい、それが良いとされる今日の価値観に対し、あえて逆側のベクトル「退歩」の重要性を説きます。来るべきハイテク社会を見据えながら、諸行無常である世界の本質といかに両立させるか。矛盾に満ちた社会構造の中で生きるための方法と考え方を、ロボット工学博士であり、仏教研究の第一人者でもある著者の奥深い知見から楽しく分かりやすく提案しています。陰陽で物事を捉える気功の考え方にも深く繋がります。未来に対して心が明るくなりますよ。

(山岡荘八歴史文庫,1987)

幕末の志士達を育てた「吉田松陰」の一生を描いた物語です。吉田松蔭の私塾「松下村塾」では、高杉晋作や久坂玄瑞をはじめ、木戸孝允、坂本龍馬、西郷隆盛、伊藤博文、山県有朋といった明治新政府の錚々たる立役者を育て、あるいは多大な影響を与えました。「明治維新」は事実上、吉田松陰が起こしたと言っても過言ではありません。そんな吉田松陰の性格はとにかく熱い男で、歴史上最高の熱血教師です。「志を立てて、持って万事の源となす」「至誠にして動かざる者は未だ之れあらざるなり」の名言通り、自らの志に真っ直ぐに行動し、黒船来襲という恐怖に正面から向き合い、同時に異国の知識を貪欲なまでに学び、未来への希望と生きる道を見出す松蔭の生き方は、武術家としても教育者としても超一級の人物です。熱い生き方が時代遅れとなり、クールなグローバル時代となった今だからこそ、松蔭の生き様に新鮮さすら感じます。動乱の日本を駆け抜け、わずか29歳でこの世を去った稀代の教育者の「志」を感じることができますよ。おすすめです!

(単行版:実業之日本社,1987 / 文庫版:2008)

大東流合気柔術の開祖「武田惣角」の一生を描いた歴史小説です。「合気」という日本武術の奥義を自在に操り、小柄な武田惣角が大男を自在に投げ飛ばす痛快活劇でありますが、著者の津本陽は大東流の稀代の名人「佐川幸義」の門弟でり、自らの体験を踏まえた描写となっているため、大東流を学ぶ上でも大変参考になります。「合気道」を創始した「植芝盛平」翁も武田惣角の直弟子の一人です。大東流の歴史を知る上でもお勧めです。

(文春文庫,2018)

「薩摩の初太刀は外せ」と新撰組も恐れた一撃必殺の剣「薩摩示現流」の物語です。「最初の一振りに全てを懸ける」ことを奥義とする豪快な剣術は薩摩隼人の気風をそのまま体現した戦い方であり、実際の史上でも幕末の動乱において大暴れしました。本主人公にして示現流の開祖「東郷重位」の生き方に、剣の極意を垣間見ることができます。

(ワタリウム美術館,1996/2014)

ドイツの思想家・哲学者・教育者である「ルドルフ・シュタイナー」​が行った講義黒板の記録です。ゲーテの弟子にしてミヒャエル・エンデの師でもあるシュタイナーは、論理を越えた超感覚的な認識を持ち、後に「人智学」という学術分野を創始しました。その中でまとめられた功績は様々な分野を統合する思想体系として世界中に大きな影響を与えました。特に子供たちの感性を極限まで高め成長させる教育の手法は「シュタイナー教育」と呼ばれ、その実践を行う学校「シュタイナーシューレ」は世界各地で設立され現在も高い評価を得ています。そのシュタイナー本人が当時授業を行った際の黒板の「板書記録」が本書です。「板書」と言ってもシュタイナーの授業は超感覚的内容であり、黒板に書かれる図や絵は、どれも神秘的で美しく、もはや芸術作品とも言えるものです。私個人としてはルドルフ・シュタイナーは西洋の「天才気功家」のようにも考えています。数々の美しい「黒板絵」からシュタイナーの「気」を感じ取ってみてください。

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マッサージ用のオーガニックアロマオイルです。効能に合わせたアロマオイルがブレンドされており、このまま体に塗ってマッサージをします。アロマは自然の植物エキスを抽出したものであり、生命の気を肌や呼吸から直接もらうことができます。風呂上りなどに足裏やふくらはぎをマッサージすると日常の疲れやむくみ、冷え性に非常に効果的です。またアロマの香りは副交感神経を高めてリラックス状態にしてくれるのでストレスケアにも最適です。「ヴェレダ」はドイツの思想家ルドルフ・シュタイナーの提唱した「人智学」の精神を元に作られ自然との調和を考えた製品づくりを目指しているブランドです。色々なアロマの種類がありますので、好みと香りや効能に合わせて使うことができます。アロマも学ぶと奥が深いですよ。

火は気功において五行に属する大切な要素で、疲れた時に火を眺めていると、心が温まり元気になれます。オイルランプはそんな火を身近に簡単に感じることができる優れたアイテムです。インテリアとしても美しく、食卓に置くと毎日の夕食が楽しく美味しくなりますよ。燃料のレインボーオイルはその名の通り様々な色がありますので、好みに合わせて選んでください。私はグリーンがお気に入りです。

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